Sensiscript RT Kit

• わずか10 コピーのテンプレートも高感度で検出
• RNA への親和性が高い酵素で高収量 cDNA
• 追加の RNase H 分解は不要
• 煩わしいピペッティング操作なしの迅速で簡単な方法

Sensiscript Reverse Transcriptase（RT）は、幅広いダイナミックレンジにわたる高い効率と、微量のRNAに対する高い感度をもたらします（図" 1個の細胞に相当するRNAを用いたRT-PCR"）。その他の逆転写酵素では、GC含有率の高いRNA領域は逆転写酵素が止まったり、RNAテンプレートから解離する原因であり、またRNAのループ構造部分をスキップしてしまいます（図 " 完全な長さのRT-PCR産物 - B"）。しかし、このような逆転写が困難なテンプレートも、QIAGENの逆転写酵素を使用すれば、逆転写反応が効率よく行なわれることが証明されています（図 " 完全な長さのRT-PCR産物 - A"）。Sensiscript RT Kit は、至適化を必要とせず、ほとんど問題なく逆転写反応を行なえるキットです。

Sensiscript RT Kitsのロット間の再現性は、QIAGENの厳しい品質管理により保証されています。全てのSensiscript RT Kitsに添付されている最適化されたBuffer RT、dNTP、および水は、RNaseフリーを保証されています。Sensiscript RTの各ロットは、RT-PCRの再現性についての品質管理テストを徹底的に受けています。

Sensiscript Reverse Transcriptase（RT）は、シングルセルRT-PCRやバイオプシーサンプル解析など、微量のRNA（50 ng以下）を使用する高感度アプリケーションのためにデザインされ、市販された最初の酵素です。RNAに対するSensiscript RTの高い親和性とともに、低コピー転写物を使用しても高特異性かつ高感度のRT-PCRと、温度または反応条件の調節がなくても、複雑な二次構造をもつRNAでも、完全に読み取りを実現する至適化済みの反応バッファーで、dNTPと一緒にすぐに使用することができます。プライマーミックスが含まれていない点にご注意ください。

多くのウイルスRNA調製にはキャリアRNAが存在するので、Omniscript RTがウイルスRNAの逆転写反応に最適な酵素です。比較実験においても、Omniscript RTは、幅広いRNAのスタート量で他の逆転写酵素より一定した優れた性能を示します。

Sensiscript Reverse Transcriptaseは、以下のようなアプリケーションに最適です。

• 標準的なPCRおよびRT-PCR
• リアルタイム定量RT-PCR
• ディファレンシャルディスプレイRT-PCR
• プライマーエクステンションおよび RACE 解析
• クローニング用二本鎖cDNA合成