RNeasy Protect Animal Blood System
動物血液の採取と安定化およびRNA／miRNA の精製
✓ オンライン注文による24時間年中無休の自動処理システム
✓ 知識豊富で専門的な製品&テクニカルサポート
✓ 迅速で信頼性の高い（再）注文
RNAprotect Animal Blood Tubes (50 x 100 µl)
カタログ番号 / ID. 76544
50 tubes for collection, storage, and transport of 100 µl animal blood samples with RNA stabilization; to be used with the RNeasy Protect Animal Blood Kit
TubeKit
RNAprotect Animal Blood Tube
RNeasy Protect Animal Blood Kit
数量
50 x 100 µl
50 x 500 µl
RNeasy Protect Animal Blood Systemは分子生物学的アプリケーション用であり、疾病の診断、予防、あるいは治療に使用することはできません。
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✓ 迅速で信頼性の高い（再）注文
特徴
- 動物血液の信頼できる遺伝子発現解析
- 少量血液の簡便な採取や保存
- 高品質トータルRNAを迅速に精製
- miRNAの効率的な回収
製品詳細
RNeasy Protect Animal Blood System は、動物血液から高品質なRNAを調製するためのトータルソリューションを実現します。RNAprotect Animal Blood Tube に採取したマウス、ラット、その他小動物からの血液中の細胞性RNAは、チューブ内の試薬により迅速に安定化されます。続いてRNeasy Protect Animal Blood Kit を用いてトータルRNAを精製します。RNeasy Protect Animal Blood Kit とRNAprotect Animal Blood Tubes は個別にご注文ください。
また、microRNA（miRNA）を精製する際は、RNeasy Protect Animal Blood Kit を使用することにより、低分子RNAを含むトータルRNA画分や低分子RNAのみの濃縮画分を得ることができます。miRNAを含むトータルRNAの精製には、Buffer RWT（Cat.no. 1067933）も必要です。miRNA 濃縮画分とトータルRNA（200 nt以上）画分を別々に分離精製する場合には、RNeasy MinElute Cleanup Kit（Cat.no. 74204）が必要です。
パフォーマンス
RNAprotect Animal Blood Tube に採取した血液サンプルは、常温での輸送や冷蔵での保存を簡単に行なえます。サンプルは15 ～ 25 ℃で最高48 時間、2 ～ 8 ℃で最高2 週間、-20℃で少なくとも3 ヶ月保存可能で、有意なRNA分解は観察されません（図 " インタクトなRNA"）。RNAprotect Animal Blood Tube に採取した動物血液では転写レベルでの変化が抑えられ、この結果、リアルタイムRT-PCRやマイクロアレイ解析のようなアプリケーションで信頼できる遺伝子発現解析を実現します（図 " 転写物を効率的に安定化"）。RNeasy Protect Animal Blood Kit によりRNA収量は再現性が高く、30 分未満のマニュアルでの作業で調製は完了します（図 " 再現性のあるRNA収量"）。実績のあるRNeasy テクノロジーにより、ゲノムDNAの混入がない、高純度なRNAが得られます。
図参照
原理
血液サンプル採取時、遺伝子発現プロファイルは採血後数分で大幅に変化することがあります。EDTAなどの抗凝固剤は血液の凝固を防ぎますが、転写物の誘導やmRNAターンオーバーの抑制により生じる遺伝子発現の変化は避けられません。RNAprotect Animal Blood Tubesで動物血液を採取することにより、転写物レベルの変化を防ぐことができます。安定化した血液を処理・ホモジナイズした後、実績あるRNeasyシリカメンブレンテクノロジーでサンプルからRNAを精製します（図 " RNeasy Protect Animal Blood フローチャート"）。
図参照
操作手順
血液サンプルをRNAprotect Animal Blood Tubes に採取します。チューブ内には、赤血球を溶解し細胞内RNAを安定化する試薬が入っています。RNAprotect Animal Blood Tubesを遠心してサンプルをペレット化し、水で洗浄してBuffer RSBに再懸濁します。Buffer RBT中でproteinase K処理した後、サンプルをQIAshredder spin columnsに通し、遠心によりホモジナイズします。サンプルにエタノールを加えた後、サンプルをRNeasy MinElute spin columnsに通し、遠心します。結合したトータルDNAをDNase処理し、Buffer RW1およびBuffer RPEで順に洗浄します。Buffer REBで溶出することにより、純度の高いRNAが得られます。RNeasy Protect Animal Blood Kitを用いたRNA精製はQIAcube上で完全に自動化できます。miRNAを含むトータルRNAの精製用に、洗浄用のBuffer RWT（別売り、カタログ番号 1067933）を用いた別プロトコールが用意されています。低分子RNA（miRNAを含む）と高分子RNA（200 nt以上）を2つの分画に分けて精製する場合には、RNeasy MinElute Cleanup Kitも必要です。
アプリケーション
RNeasy Protect Animal Blood Systemで精製したトータルRNAおよびmiRNAは次のようなアプリケーションに最適です。
裏付けデータと数値
Effective transcript stabilization.
Blood samples (500 μl) from the same rat were collected in RNAprotect Animal Blood Tubes or EDTA-containing tubes. Samples were stored at 15–25°C for 0 minutes (t=0) to 6 hours. RNA was purified using the RNeasy Protect Animal Blood Kit, and FOS expression was analyzed in duplicate by real-time RT-PCR. ΔCT on the Y-axis shows CT values subtracted from those for the t=0 samples. FOS expression remained stable in the RNAprotect stabilized samples, but changed with time in the EDTA-treated samples (equivalent results were observed with other rats; data not shown).
仕様
| 特徴 | 仕様 |
|---|---|
| applications | Northern, dot, and slot blotting, end-point RT-PCR, quantitative, real-time RT-PCR, array analysis, next-generation sequencing |
| elutionvolume | 14 µl |
| sampleamount | 100 µl or 500 µl animal blood |
| mainsampletype | Tissue, cells |
| purificationoftotalrnamirnapolyamrnadnaorprotein | Total RNA |
| processing | Manual (centrifugation) |
| format | Spin column |
| technology | Silica technology |
| yield | Rat blood (500 μl): 10–30 µg; Mouse blood (100 μl): 4–8 µg |
リソース
MSDS (1)
パンフレット (1)
キットハンドブック (2)
Package Insert (1)
クイックスタートプロトコール (1)
Certificates of Analysis (1)
Brochures & Guides (1)
Kit Handbooks (2)
Safety Data Sheets (1)
Quick-Start Protocols (1)