QuantiTect Primer Assays

• ゲノムワイドなデザイン済みプライマーで良好な実験結果
• ほぼ100％のPCR 効率で信頼できる相対定量
• 高い感度と特異性
• 幅広い濃度範囲で正確な定量
• SYBR Green 検出で時間と経費を節約

QuantiTect Primer Assay は、バイオインフォマティクスで検証済みのゲノムワイドなプライマー・セットで、サイクラーを選ばないSYBR Green ベースのリアルタイムRT-PCR に使用できます。ヒト、ラット、マウス、その他の種からの全遺伝子に対応するアッセイが入手可能です。各アッセイは、遺伝子特異的なforward とreverse プライマーの凍結乾燥ミックスとしてお届けし、簡単に溶解して10倍濃度のアッセイ溶液が得られます（リアルタイムRT-PCR 用反応試薬は別途にご注文ください）。SYBR Green 検出用のQuantiFast、QuantiTect、Rotor-Gene、FastLane Kit と組み合わせて使用する場合、QuantiTect Primer Assay はプローブを用いた検出に匹敵する特異性と感度の高いリアルタイムRT-PCRを実現します。

QuantiTect Primer Assay は、RNA 転写物の定量を幅広い濃度範囲において高い再現性で実現します（図 “ 再現性のあるリアルタイムRT-PCR”の [A]）。QuantiFast SYBR Green Kits または弊社のその他のSYBR Green キットを用いてアッセイを行なった場合のみ、正確な定量が保証されています。これらのキットはPCR アーティファクトの形成を回避します（図 “ 再現性のあるリアルタイムRT-PCR”の[B])。

QuantiFast、QuantiTect、Rotor-Gene、FastLane SYBR Green Kits（2 ステップあるいは1 ステップRT-PCR 用マスターミックス）と組み合わせて使用すると、プローブを用いたアッセイに比べて小さいC_T 値が得られます（図 “ StepOnePlus において卓越した感度のリアルタイムRT-PCR”）。これはキットが高いPCR 特異性を持ち、各PCR 産物に大量のSYBR Green 色素が結合することに起因します。発現量の低い転写物でも高感度定量が可能です。

各 QuantiTect Primer Assay は、遺伝子特異的なforwardおよびreverseプライマーの凍結乾燥ミックスとしてお届けします。プライマーをTE, pH 8.0で溶解し10xのプライマー溶液を調製します。これをSYBR Green検出用のQuantiFast、QuantiTect、Rotor-Gene、FastLane Kit に添付されているマスターミックスに加えます。プライマーを添加したマスターミックスをPCRチューブあるいはウェルに分注し、その後、個々のテンプレートを加えます。

QuantiTect Primer Assaysは、表に記載されている以下のようなキットと組み合わせて使用すると、遺伝子発現解析において良好な結果が得られます。

QuantiTect Primer Assayは可能な限りRNA のみを検出するようにデザインされています。ゲノムDNA の検出が避けられないアッセイでは、QuantiTect Reverse Transcription Kit あるいは FastLane Cell cDNA Kit を用いてcDNA を調製します。両キットともに、cDNA 合成にゲノムDNA コンタミの除去が組み込まれています。

ネーミング

選択した遺伝子に対応する入手可能なQuantiTect Primer Assayを区別するために、製品名内の遺伝子記号の後に数字がつけられています。詳細はGeneGlobe FAQをご覧ください。

QuantiTect Primer AssaysはSYBR Green検出による1ステップおよび2ステップqRT-PCRを用いた遺伝子発現解析用アッセイです。この組み合わせは、次のようなアプリケーションに最適です:

• siRNAによる遺伝子ノックダウンの検証
• マイクロアレイ結果の検証
• ハイスループットスクリーニング