QIAEX II System Gel Extraction Kit

ゲルおよび溶液からのDNAフラグメント(40 bp ~ 50 kb)の精製用

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QIAEX II Gel Extraction Kit (150)

カタログ番号 / ID.   20021

For 150 extractions: 3 x 0.5 ml QIAEX II Suspension, Buffers
¥37,500
反応
150
500
QIAEX II Systemは分子生物学的アプリケーション用であり、疾病の診断、予防、あるいは治療に使用することはできません。

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特徴

  • 40 bp ~ 50 kbのDNAの効率的な抽出
  • TAEまたはTBEアガロースゲルおよびポリアクリルアミドゲルからのゲル抽出
  • その後の反応を妨げるヨウ化ナトリウムは使用しない
  • 大きなDNAフラグメントの剪断

製品詳細

QIAEX IIシステムは、カオトロピック塩の存在下でDNAフラグメントが結合するシリカ粒子の懸濁液です。QIAEX II Suspensionを溶液または可溶化アガロースゲルスライスに添加すると、DNAに結合します。短時間の遠心分離操作により粒子が回収され、洗浄された後、40 bp ~ 50 kbのDNAがTrisバッファーまたは水で溶出されます。

パフォーマンス

QIAEX IIシステムを使用すると、10 ng ~ 10 µgのDNAが効率的に回収されます( 「一貫した回収」の図を参照)。この用途の広い、ゲルフラグメントのバッチ精製用手順は容易にスケールアップして、30 µl QIAEX Ii懸濁液を使用して15 µgまで結合することができます。

QIAEX Iiシステムは、60–95%のDNAフラグメント(40 bp – 50 kb)を精製するためのシリカ粒子の懸濁液です。10 µl のQIAEX II suspensionで、最大5 µgのDNAに結合し、20 µlで溶出されます。

サイズに応じた回収

DNAサイズ回収率、%*
44 bp75
75 bp75
500 bp95
7.5 kb85
23.5 kb75
48.5 kb60
図参照

原理

QIAEX IIシステムによるDNAフラグメントの精製は、アガロースの可溶化とカオトロピック塩の存在下でのQIAEX IIシリカゲル粒子上への核酸の選択的吸着に基づいています。QIAEX IIは、フェノール抽出やエタノール沈殿を用いることなく、DNAを塩、アガロース、ポリアクリルアミド、色素、タンパク質およびヌクレオチドからDNAを分離します。QIAEX IIは、TAEまたはTBEバッファーのいずれかで、あらゆるタイプのアガロースに対して効果的です。

QIAEX II粒子は、ゲル抽出のために使われます。大きなDNAフラグメントに対して剪断をすることなく効率的に回収します。最適化されたバッファーにより、ヨウ化ナトリウムなしでDNAの回収ができます。ヨウ化ナトリウムはDNAサンプルから除去することができず、後に続く反応に影響するおそれがあるためです。

QIAEX IIシステムと共に使用する可溶化および結合バッファーには、ユニークなpH指示薬が含まれています。単純な色の変化で、結合混合液のpHが、QIAEX IIシリカ粒子へのDNAの効率的な吸着に最適かどうかを判断することができます。( 「pH指示薬色素」の図を参照)この色素は、さらに結合混合液内の可溶化しないアガロースを容易に可視化することもでき、最大の収量を得るために完全な可溶化を保証します。

可溶化および結合バッファー中のpH指示薬色素により、DNA吸着の最適なpH(pH ≤7.5)を目視で簡単に決定することができます。アガロースゲル電気泳動バッファーを繰り返し使用したり、バッファーの調製が間違っていたりすると、binding-mixtureのpHが不適切になるおそれがあります。この場合、pHは、10 µlの3 M 酢酸ナトリウム、pH 5.0を追加することで容易に調整できます。

図参照

操作手順

QIAEX IIシリカゲル粒子は、可溶化したゲルスライスに添加され、短い遠心分離のステップにより回収されます。( 「QIAEX IIの操作手順」のフローチャートを参照)。洗浄後、純粋なDNAフラグメントは20 µlのTrisバッファーまたは水に溶出します。

QIAEX IIシステムは、結合および洗浄バッファーや総合ハンドブックと共にQIAEX II懸濁液を提供します。アガロースゲル、溶液、ポリアクリルアミドゲルからのDNA精製のためのプロトコールが提供されています。

図参照

アプリケーション

QIAEX IIシステムで精製されたDNAは、直接に以下を含むほとんどのアプリケーションに使用できます。

  • 制限酵素処理
  • Labeling
  • ライゲーション
  • PCR

特徴仕様
結合容量5 µg/10 µl
溶出量20 µl
フォーマットチューブ
フラグメントサイズ40 bp – 50 kb
処理手動
回収:オリゴヌクレオチドdsDNA回収:dsDNAフラグメント
除去<10mers 17–40mersダイターミネータータンパク質除去<40mers
サンプルタイプ:アプリケーションDNA:PCR反応
技術シリカテクノロジー

裏付けデータと数値

リソース

キットハンドブック (1)
MSDS (1)
Download Safety Data Sheets for QIAGEN product components.
クイックスタートプロトコール (1)
Certificates of Analysis (1)

出版物

T-B+NK+ severe combined immunodeficiency caused by complete deficiency of the CD3zeta subunit of the T-cell antigen receptor complex.
Roberts JL; Lauritsen JP; Cooney M; Parrott RE; Sajaroff EO; Win CM; Keller MD; Carpenter JH; Carabana J; Krangel MS; Sarzotti M; Zhong XP; Wiest DL; Buckley RH;
Blood; 2006; 109 (8):3198-206 2006 Dec 14 PMID:17170122
Role for nonstructural protein 1 of severe acute respiratory syndrome coronavirus in chemokine dysregulation.
Law AH; Lee DC; Cheung BK; Yim HC; Lau AS;
J Virol; 2006; 81 (1):416-22 2006 Oct 11 PMID:17035307
Effects of the chemotherapeutic agent doxorubicin on the protein C anticoagulant pathway.
Woodley-Cook J; Shin LY; Swystun L; Caruso S; Beaudin S; Liaw PC;
Mol Cancer Ther; 2006; 5 (12):3303-11 2006 Dec PMID:17172434
Exportin-5 orthologues are functionally divergent among species.
Shibata S; Sasaki M; Miki T; Shimamoto A; Furuichi Y; Katahira J; Yoneda Y;
Nucleic Acids Res; 2006; 34 (17):4711-21 2006 Sep 8 PMID:16963774