QuantiTect Whole Transcriptome Kit

貴重なRNA サンプルから膨大な数のリアルタイムPCR 解析を実現

S_1084_5_GEN_disclaimer

✓ オンライン注文による24時間年中無休の自動処理システム

✓ 知識豊富で専門的な製品&テクニカルサポート

✓ 迅速で信頼性の高い(再)注文

QuantiTect Whole Transcriptome Kit (100)

カタログ番号 / ID.   207045

For 100 x 50 µl reactions: 100 µl T-Script Enzyme, 400 µl T-Script Buffer, 100 µl Ligation Enzyme 1, 100 µl Ligation Enzyme 2, 200 µl Ligation Reagent, 600 µl Ligation Buffer, 100 µl REPLI-g Midi DNA Polymerase, 2 x 1.45 ml REPLI-g Midi Reaction Buffer
ログイン アカウントの価格を確認するには
反応
100
25
QuantiTect Whole Transcriptome Kitは分子生物学的アプリケーション用であり、疾病の診断、予防、あるいは治療に使用することはできません。

✓ オンライン注文による24時間年中無休の自動処理システム

✓ 知識豊富で専門的な製品&テクニカルサポート

✓ 迅速で信頼性の高い(再)注文

特徴

  • 多数の定量PCR解析やアーカイブを実現する高いcDNA収量
  • cDNAおよび転写物の全領域から均一に増幅
  • 至適化された試薬で迅速かつ簡単な実験操作

製品詳細

QuantiTect Whole Transcriptome Kit では、限られた量のRNAから増幅および逆転写反応により高収量のcDNAのを得ることができ、リアルタイムPCRによる多数の遺伝子発現解析が可能になります。至適化済みのプロトコールにより迅速かつ簡単に操作できます。本キットは、全トランスクリプトーム増幅(whole transcriptome amplification;WTA)のための酵素および試薬のセットです。Phi29 ポリメラーゼテクノロジーの画期的な改良により、わずか1 ng のRNAから最高40 μg のcDNAが得られます。このポリメラーゼの画期的な高い伸長性により、均一に増幅されたターゲットを含むcDNAが合成され、リアルタイムPCRで信頼性のある遺伝子発現解析を実現します。

パフォーマンス

QuantiTect Whole Transcriptome Kit による全転写物の均一な増幅は、信頼できる遺伝子発現解析において必須条件です。全てのmRNA転写物が5'領域および3'領域の両方で均一に増幅されます(図 " 5’領域および3’領域を均一に増幅")。QuantiTect Whole Transcriptome Kit でWTA増幅したcDNA と、逆転写酵素で調製した増幅なしのcDNAを比較した結果を図 " 転写物プロファイルの保持"に示しています。これは、転写物プロファイルが保持されていることを証明しています。

最高40 μg までの高収量cDNAが再現性良く得られます(図 " 一定したcDNA収量")。この特長によりリアルタイムPCR 解析を何回も行なうことが可能で、CT 値も一定しています(表および図 " 信頼できるリアルタイムPCR解析")。さらにcDNAはRNAよりも安定であるため、将来行なう研究実験用に、安全に保存することができます。

リアルタイムPCR用に高収量でcDNA を産生
スタートサンプル 増幅時間 増幅産物の一般的な収量 解析可能なリアルタイムPCR解析の回数*
10 ng RNA 2 時間 最高 10 µg/反応 1000
10 ng RNA 8 時間 最高 40 µg/反応 4000
* QuantiTect Kit を用いた1回の全トランスクリプトーム増幅反応で得られるcDNAから解析可能なリアルタイムPCR解析の回数。WTA反応を行なわない場合には、10 ng のRNA から1回しか信頼できるリアルタイムRT-PCR解析ができない。
図参照

原理

使用可能な生体サンプルが微量の場合、遺伝子発現プロファイル解析が制限されることがあります。QuantiTect Whole Transcriptome Kitを用いることで、微量かつ貴重なサンプルから膨大な数のリアルタイムPCR 解析が可能になります。QuantiTect Whole Transcriptome Kitは、わずか1 ng のRNA あるいは約50個の細胞に相当するRNAからの全トランスクリプトーム増幅用に至適化されています。RNAの品質および目的の転写物の量によっては、さらに少量のRNAでも使用できます。

QuantiTect Whole Transcriptome Kitには、RNAサンプル中の全転写物の増幅のための逆転写酵素、DNAポリメラーゼ、至適化済みバッファーと試薬が含まれています。本キットは、バイアスのない配列増幅のために、実証済みのREPLI-g テクノロジーを用いたcDNA合成を組み込んでいます。REPLI-g 増幅は、伸長性が高いDNAポリメラーゼを用いて等温でゲノム増幅ができるMultiple Displacement Amplification(MDA)テクノロジーを利用しています(図 " 全トランスクリプトーム増幅)。本テクノロジーは転写物の全領域(5'領域からでも)からバイアスのない均一な増幅を実現するので、リアルタイムPCRに最適な高収量のcDNAが得られます。

図参照

操作手順

わずか3 ステップの操作手順でトータルRNAからトランスクリプトームの全体像を表すcDNAを高い収量で調製できます(フローチャート " 操作手順")。まずT-Script Enzyme およびrandom プライマーとoligo-dT プライマーを含む至適化済みの逆転写反応ミックスを用いてRNAをcDNAに逆転写します。合成したcDNAを効率の高いライゲーションミックスによりライゲートし、実証済みのREPLI-g テクノロジーをベースにした増幅ミックスを用いて増幅します。
図参照

アプリケーション

QuantiTect Whole Transcriptome Kit を用いて合成したcDNAはQuantiFastやRotor-Gene Kitsを用いたリアルタイムPCR解析に使用でき、将来行なう解析のために長期保存することもできます。このcDNAはマイクロアレイ解析には適切ではありません。少量あるいは貴重なサンプルからの全ゲノム増幅に、QIAGENはREPLI-g kitsを提供しています。配列によるバイアスは最小限で均一に増幅されるので、増幅したDNAはジェノタイピングやCGH(Comparative Genome Hybridization)のようなアプリケーションに最適です。

裏付けデータと数値

仕様

特徴仕様
amplificationWhole total RNA
startingmaterialPurified total RNA
reactiontime5 hours or 11 hours
applicationsReal-time PCR, gene expression analysis
minimalpipettingvolumeneeded1 µl
samplesperrunthroughputMid
technologyReverse transcription followed by ligation and multiple displacement amplification (MDA)
yield10 µg or 40 µg cDNA
maximuminputvolume5 µl total RNA
startingamountoftotalrna>10 ng purified total RNA
reactionvolume50 µl

リソース

キットハンドブック (1)
For preparation of cDNA from total RNA by whole transcriptome amplification
MSDS (1)
Download Safety Data Sheets for QIAGEN product components.
Supplementary Protocols (1)
パンフレット (1)
Certificates of Analysis (1)